自家消費型太陽光発電を主とした再生可能エネルギー事業をおこなう株式会社ハウスプロデュース(本社:大阪府大阪市、代表取締役:河合 孝彦)は、中小企業向けに運営する太陽光に特化した情報サイト『太陽光設置お任せ隊』にて、導入企業のインタビュー記事を、2022年5月23日(月)に公開しました。
■補助金適用や電気代高騰に備えて導入 当社初の試みで動力と電灯双方につなぐ特殊施工を実現
(お話を伺った韮沢社長:工場入り口にて)
この度、木材加工業の株式会社アザーワン(本社:埼玉県入間郡三芳町)韮澤代表にインタビューをおこなった内容を書き起こした記事を、当社が運営する情報サイト『太陽光設置お任せ隊』にて最新導入事例として公開しました。インタビューは、アザーワンの事業内容についてから始まり、設置に至った背景やその課題、社員の反応や期待する効果など、多岐にわたってお話を伺いました。
(記事URL https://taiyoukou-secchi.com/column/interview/case03/)
アザーワンは木材加工業をおこなっており、展示会ブースやテレビ番組・時代劇のセットなど、比較的大規模な造作物がメーンであることから、使用する機械も大型で電力使用量も大きいことに負担を感じていました。一昨年、工場を移転し新設した際に、敷地が広くなり建屋の屋根も平らだったことから、太陽光発電に向いているのではないかと考えました。
また、東日本大震災の際に計画停電のため仕事が進まなかったという経験もあり、災害などによる停電時でもある程度の電力が使用できる点や、売電もできること、脱炭素化という社会貢献にもつながること、さらには埼玉県の補助金適用の可能性があったことなど、多くのメリットがあると感じ、太陽光発電の導入に至ったといいます。ロシアのウクライナ侵攻で石油・天然ガスなどの資源が高騰すれば、日本でも電気代の上昇が確実視されていることから、結果的に今後の電気代上昇の影響を受けるリスクの回避にもつながっています。
(今回の事例では、電灯側の回路と動力側(エアコンや機械)の回路の双方に太陽光発電システムを繋ぐ、特殊な設計・工法を施しています)
今回のアザーワンの事例は、「夏場は動力側(エアコン)の電力削減もしたい」という同社の意向を踏まえ、一部を動力側に繋ぎました。キュービクルがない一般的な低圧の太陽光発電においては特殊な施工方法でしたが、当社の設計・施工のノウハウを活かし、電灯と動力の両方に繋いでも電気代の削減効果が期待できる設計を実現しました。当社が算出したシミュレーションでは、電気代削減・売電含めて年間約70万円の投資効果が見込まれます。
半導体不足の影響で工事に遅れはあったものの年度内に完工できたこと、書類作成のサポートを徹底し負担が少なかったことに加え、メンテナンス・設置後のケアなどの保証面も充実し、今後の安心感にもつながっています。アザーワンでは、自給自足を目指して敷地内に畑を作ったり、極力ゴミを出さないよう廃材木を活用し製品を作ったりするなど、今後もSDGsの推進を継続していくそうです。
■本案件の詳細
導入施設 | 木材加工工場(埼玉県入間郡三芳町) |
---|---|
システム容量 | DC容量:電灯分22.5kW / 動力分10.5kW AC容量:電灯分16.5kW / 動力分9.9kW |
年間発電量(想定) | 35,346kWh |
年間電気代削減額(想定) | 541,081円 |
年間売電額(想定) | 164,206円 |
年間CO2排出削減量(想定) | 9,23t-CO2 |
■導入ハードル低い太陽光はトラブルも散見 屋根修理のノウハウ活かし安全性の高い施工を実現
(木材加工工場の屋根に設置した太陽光パネル)
太陽光発電は、再生可能エネルギーの中でも導入ハードルが比較的低いことから、中小企業でも脱炭素・エネルギーのクリーン化を目指し導入を検討するケースが増加しています。しかし、導入の目的は、電気代削減・BCP対策の一環・節税・CO2削減・企業ブランディングなど多岐にわたり、その重要度も企業によって異なります。 各企業に最適なプランを提案し、効果的な発電を実現するまでには、基本設計・回路設計・耐荷重・電力申請・キュービクル改造・自治体や消防への確認・近隣住民への案内など、数々の課題が存在します。
当社は、創業当初、主に屋根工事・修繕やリフォーム事業をおこない、阪神・淡路大震災後の屋根修理に多く携わり、ノウハウを蓄積してきました。徐々に、屋根工事・修繕だけでなく、災害対策を含めて太陽光発電を設置してほしいという要望が増えたことをきっかけに「自家消費型太陽光発電」サービスに本格的に着手し、業界でもいち早く提供開始するに至りました。その後、社会は脱炭素社会の実現を目標とすることとなり、再生可能エネルギーのさらなる普及が求められるようになりました。
当社は今後も、太陽光発電事業においてこれまで5,000件以上の施工実績を積む中で培った設計力・施工力を活かし、多くのお客さまが再生可能エネルギーを活用できるよう尽力します。
■本件に関する問い合わせ
本件についてのお問い合わせ先
マーケティング部
TEL:0120-751-128 ※営業時間:09:00~18:30(土・日・祝日除く)
メール:お問い合わせフォームよりご連絡