とにかく「スピーディーで柔軟な対応」に好感をもちました。
取材ご協力
株式会社特殊金属エクセル埼玉事業所 所長 松岡秀典様 様
導入のきっかけ
きっかけは電気代削減と環境対策です。
当社では、生産過程で非常に多くのエネルギーを必要としており、製造コストうち、電気代が高い割合を占めています。
また、世界的にCO2削減の取り組みが加速しており、社会的な責任を果たしながら、電気代の削減ができれば…、 と考えていました。
費用対効果について
1年間で約60万kwh発電できる試算です。
工場の電気代に置き換えると、年間で約1,000万円削減できる見込みです。
今後、電気代が上がれば、相対的に費用対効果もさらに高まるかと思います。
環境への取り組みについて
年間で約300トンのCO2削減を見込めています。
太陽光発電では、意図した目的通りにCO2排出量を減らしてくれるので、苦労なく期待した効果が得られる実感があります。
補助金の取得について
補助金申請は煩雑でしたが、ハウスプロデュースさんのサポートで一つずつハードルを超えていきました。
特に補助金で定められた期限内に完工させるのは大変でした。
太陽光発電の知識に乏しかったので、建築確認申請や消防署への確認、仕様変更時の書類変更など、申請期限までに必要な工程がスムーズに事が運ばず苦労しましたね。
来年度は、別工場にも太陽光発電の導入を計画していますので、そちらの案件も、ぜひ、ハウスプロデュースさんの力を借りたいと考えています。
当社を選んだ理由
とにかく「スピーディで柔軟な対応」に好感を持ちました。
約10社から見積を取りましたが、業者によって見積金額があまりにもバラバラなので、価格だけで差別化を図るのは少しリスクに感じました。
そんな中、ハウスプロデュースさんは、他社と比べて対応が圧倒的に早く、実際に工事計画が進んでからも「ここまで対応してくれるの」と思うほどでした。
ここまでスピードを持って誠心誠意取り組んでくれるなら「ハウスプロデュースさんにしよう!」と決断しました。
印象に残っている出来事
特に記憶に残っているのは年末のことです。
補助金申請のため工期が厳格に決まっていたのですが、当時は、コロナ禍で世界的に半導体が不足しており、一部資材がどのメーカーからも入らなくなりました。
そんな時に、担当者さんが「直談判に行きましょう!」と言ってくれて、15時位にアポを取り始め、確約がもらえないにも関わらず、メーカーの本社に出発しました。 本社に到着すると、「責任者は今、別の工場にいます」と言われ、すぐにレンタカーを借り、夜な夜なその工場にお邪魔し、話しをしていただきました。
メーカーさんも突然の訪問にもかかわらず、とても真摯に受け止めてくださり、我々の願いを叶えてくださいました。とても感謝しています。
ここまで対応してくれる会社って、なかなかないじゃないですか。
でも、あの日直談判に行ってなかったら間違いなく間に合っていませんでした。
ハウスプロデュースさんのすごい所は、「顧客の思いを叶えたいという意志」です。
顧客の願いを自分事に捉え、自分たちが1円も得をしない事でも、精一杯がんばってくれる。
営業さんだけではなく、事務スタッフ、工事監督、電気主任の方も、皆さんがチームとして要望を実現しようと全力を尽くしている姿に熱い想いを感じました。
それが、価格にも、スピードにも、対応力にも表れています。だからハウスプロデュースさんを選んだのです。これからもずっと信じて付き合える同士だと思っています。
太陽光発電の導入で感じたメリット・デメリット
メリット
当社は多くのエネルギーを使う環境負荷が高い事業のため、「我々は何をして行くべきなのか?」と思いを馳せていた所がありました。 今では太陽光発電が自信となり、我々の武器にもなっています。
また、CSRに関する研修を毎年おこなっており、太陽光発電を導入してから社員の意識がさらに高まったと実感しています。
当社に入社を希望する理由の一つとして、SDGsへの配慮を挙げる方もいらっしゃいました。
デメリット
悪かった点は特にないです。
強いて言うなら、申請等に関する関係各所とのコミュニケーションに時間と労力を取られてしまったことですね。
業界での脱炭素の動向
製造業界全体では、脱炭素化への取組は、まだまだ検討中といったところが多いでが、弊社の取り組みについて聞かれる機会は増えました。
また、取引先から「環境に配慮した取り組みは行っていますか?」といったアンケートはありますが、現時点で「CO2〇〇%削減」といった具体的な要請はありません。
しかし、そういった要望にいつでも対応できる体制を取っておくことが重要だと感じます。
今後の展開について
国内の全拠点に太陽光発電の導入を拡張していく予定です。
直近では本工場の二次工事や、福井県・長野県での導入も視野に入れています。
また、蓄電池システムも導入し、止まらない工場を作り上げ、有事の時でもお客様の元に製品が届けられる様にしたいですね。
今後、電気自動車が増えてきたら、駐車場にも太陽光発電を設置することで充電を可能にし、従業員のみんなに喜んで貰いたいですね。
いま挙げた目標には多くの課題があると思いますが、今回の成功体験から「本気でやればできる」そんな自信につながった気がします。